理想の婿を作ろうとしたのは旦那に苦労させられたから!娘たちの裏話②NCPキャラクター設定編【冬城家の娘たち】

裏話2 冬城家の娘たち

この記事はネタバレを含みます。

今回は、キャラクターの背景や設定をお話したいと思います。

マダミスプレイだけでは納得できない、分からないをここで少しでも解消できれば幸いです。

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酒飲み旦那に振り回された里椿子

里椿子りつこは、酒飲みの旦那さんに苦労強いられた元お嬢様です。
波浮の港で商売をしている一家に生まれ、苦労を知らず、学校は東京の女学院に通う生粋のお嬢様でしたが、嫁いだ事で真逆な生活を送る事になります。

酔いつぶれる男性

旦那さんは酒飲みでろくでもない男性で、夜な夜な飲みに行っては朝帰りを繰り返すような男です。
離縁しようにも、世間体があり簡単にする事ができず、それよりも旦那さんが大好きで離縁なんて本気で考えられません。

あさひ
あさひ

苦労をかけられるほど愛してしまうのはなんでなんでしょうね?

椿が冬城家と島を救う救世主

毎日お酒を飲み、遊び惚けている男です。
仕事での稼ぎも知れていて、生活は楽ではありません。
娘も三人もうけていたので、将来への不安がどんどん膨らみます。

実家に頼ろうにも、商売がうまくいっておらず頼れません。
そこで、実家の持て余している土地を有効活用し、お金を稼ぐ事を決意します。

椿

その土地に椿を植え、自分の娘三人を看板娘に、女学院時代の伝手を使ってなんとか椿園を流行らせることに成功しました。
椿園が東京で知名度が上がる事で、島には沢山の人々が訪れるようになりました。

人が訪れる事で、島はどんどん活気が溢れ国内有数の観光地として大繁盛。
その立役者となった彼女は島で実権を持つ実業家として、名を轟かせるのです。

その陰では、決して誇れない事にまで手を出していましたが、恨まれようと刺されようと家族を養うのに必死だったのでしょう。

あさひ
あさひ

島全体が里椿子さんに頭が上がらないのは、自分の商売は彼女のおかげで繁盛したからです。

市や国も、島の観光業の中心を担う冬城家には何も言えません。

旦那さんの最期

旦那さんは彼女が稼ぐことを良いことに仕事を辞め、完全にヒモになります。
昼間から飲み歩き、娘の面倒や家の事は一切せず、いい家に住み、いいご飯を食べ、島でも贔屓された扱いを受け、若い女の子に手をだし、毎日のように里椿子さんを泣かせたり悩ませたり最低です。

それでも、旦那さんの事をまだ愛していた里椿子は、家に帰ってきて、時々一緒に寝るだけで全てを許してしまうのです。

あさひ
あさひ

里椿子の働く理由は、娘と旦那さんと幸せになる為ですからね。

海

旦那さんとの別れは呆気なく、泥酔した状態で夜の海にさらわれ溺死します。
ショックで一週間寝込みましたが、時間が経つにつれ旦那さんのクズっぷりに腹が立ってきました。

目がやっと覚めた里椿子さんは自分の持てる全てを娘たちに使おうと決意するのです。

理想の男児との出会い

椿園に訪れた男児、結菊ゆうひを一目見た彼女は旦那さんを思い出します。
死んだ旦那さんにそっくりだったからです。

男の子のシルエット

もう消えたはずの乙女心がうずき、後悔の念が生れます。
「もしやり直せるなら、今度こそ仲睦まじい夫婦になりたい。」と。

あさひ
あさひ

里椿子さんは結菊に狂わされた一人なんですよ。

自分は流石に無理なので、次の冬城家当主と、旦那さんに似た結菊を婚約させる事を考えつきます。
ですが、中身まで似てクズだったら元も子もありません、里椿子の思う最高の旦那さんにする為、親元から引き離し教育を施すのです。

あさひ
あさひ

自分好みの少年を自分好みに教育する、ロマンがありますね。

女性を捨てきれなかった椿葵

椿葵つばきは母になりきれず、いつまでも女性として愛されたいと思っています。
里椿子の三女の娘で、昔から美人だともてはやされて育ちました。
面倒見もよく、結菊に唯一優しく接していた女性でもあります。

20歳で、同い年の彼氏と結婚するのですが、里椿子は猛反対。
結果、彼女の反対を押し切り、冬城家とは実家以外疎遠となりました。
冬城家は必ず婿を取る、という里椿子から始めた伝統があるのですが、それを破り嫁に行ったので椿葵だけ露草姓です。
その後、咲葵を授かりますが決して幸せな結婚生活とは言えず、子供が大学生になった時に離婚を言い渡されてしまいます。

結婚式
あさひ
あさひ

周りが反対する結婚、て上手くいきませんよね。

夫婦仲の亀裂原因

娘を強く望んでおり、エコー写真でも女の子だと言われていたので、可愛い名前を用意して生まれるのを楽しみにしていました。

赤ちゃんの足

ですが、いざ生まれてきたら男の子で椿葵は困惑します。
一生懸命準備したことが全て水の泡になってしまうからです。
旦那さんは今からでも考えようと提案しますが、それを断固拒否。

一生懸命考えた名前をそのまま付け、小さい時だけだから、と小学生まで女の子の恰好をさせていました。
椿葵の行動に理解ができなかった旦那さんは、辞めるよう言うのですが、話し合いから喧嘩に発展しどんどん亀裂が深く、大きくなっていくのです。

可愛すぎる息子に嫉妬

それから夫婦仲が修復される事はなく、結婚生活は彼女の想像していたものとはかけ離れていました。
彼女はただただ旦那さんに愛してもらいたいだけなのに、旦那さんはもうそんな気一切なく、息子である咲葵が繋ぎとめている状況です。

ネガティブ

女性として愛されたいと思う彼女に追いうちをかけるように、息子が女装コスプレに目覚めます。
母親似の綺麗な顔で、SNSでチヤホヤされているのを近くで見てふつふつと嫉妬心が芽生えていき、優しくできなくなります。

上手くいかない人生の不満を、次第に息子にぶつけるようになり親子仲も壊れていきます。
もう収集が付かなくなった家庭は崩壊し、旦那さんは離婚を申し出ました。

修復不可能だという事は彼女も理解しており、しぶしぶ離婚に応じるのでした。

あさひ
あさひ

離婚してから、あの時結婚していなければもっと若い時間を楽しめたのに、と後悔しています。

取り戻せない時間

20年も経てば、顔も老けるし体型も変わります。
昔の美少女の影はもうありませんが、椿葵はそれを認める事ができません。

人生に虚しさと寂しさを感じていますが、それは彼女の勘違いです。
母として子供を得た喜びさえ受け入れれば、一気に人生が変化するでしょう。

あさひ
あさひ

子は親に対して無償の愛を抱けますからね。

理想の優しい椿彩の旦那さん

私の思うお金を持ちつつ愛情もある、良い旦那さんを想像して書きました。

バー

彼は、フラフラと遊んでいた椿彩つばさに一目ぼれし、バーで口説きます。
容姿もそれなりに良く、誠実で紳士、しかも親から引き継いだ会社を独自に広げ真面目に働いている男性です。

付き合いで女性の多い場所や飲みの席に赴く事は多いですが、彼は他の女性に一切靡くことなく、椿彩に不快な思いをさせた事は殆どありません。
椿彩が夜飲み歩く事が大好きな事も受け止め、決して制限する事もありませんでした。
そんな彼の行動に感化され、椿彩も夜遊びはしても、異性と遊ぶことはなくなります。

あさひ
あさひ

信頼して送り出せる関係、て素敵ですよね。

結婚してからは、彼女の社交的な性格が飲みの席で光ると見抜き、自宅近くにアットホームなバーを開店。
仕事仲間や友達を連れてきたり、時々一緒にカウンターに立ったりと仲睦まじい二人でした。

一方的に離婚を言い渡された時も、椿彩を必死に探し出し、もう一度話し合いたいと各所を周っていました。
忘れられない男性がいる事は知っていたので、薄々離婚を言い渡された理由は察していましたが、彼女を一番幸せにできるのは自分だと自負しているからです。

二人のその後はまた別の所でお話したいと思います。

実は里椿子さんが気に入った数少ない男性。

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